nanairo

涙のあとにかかる虹

ペット用 骨壺カバー「nanairo」

愛らしく、表情豊かに、私たちに元気を与えてくれた
もっと遊び、笑い、色んなことを一緒にしたかった
虹の橋を渡っていってしまっても、ずっと身近に感じていたい
明るく、優しく、ずっとそばに
そんな想いをカタチにしました

選べる形

A.家  型 (小)
外寸: 直径16cm×高さ17.6cm /内寸:直径12.5cm×高さ16.9cm
B.家  型 (大)
外寸: 直径19.7×高さ23cm /内寸:直径15.9cm×高さ22.2cm
C.ドーム型 (小)
外寸: 直径13cm×高さ14.5cm /内寸:直径11.6cm×高さ14cm
D.ドーム型 (大)
外寸: 直径17.7cm×高さ23cm /内寸:直径16cm×高さ21cm

選べるデザイン

  • 虹の橋
  • 虹の橋 -モノクロ-
  • あたらしいお家
  • ユーカリの緑

※骨壺3寸、4寸に対応

サイズとデザインの
組み合わせをお選びください

お見積もりはお見積もりフォームより
お願い致します。

作り手

陶芸家のたこあつこさん

1点1点が手作り

愛らしい絵のタッチと豊かな色彩、コロンとした独特の存在感を持つ陶芸作品を作り出すたこあつこさん。たこさんが作り出す作品の持つ愛くるしさは私たちの暮らしの中にあるペットとの関係にも似たものがあります。また、たこさんの作品には動物や植物が多く登場し、それらは作者の手を伝って生命力が与わり、ひとつひとつが陶器の中の物語を生きているようなエネルギーを感じます。それは、計算ではなく直感的に彩色していくたこさんの制作スタイルだからこそ成せることなのかもしれません。
そんなたこあつこさんの手によってnanairoは土の塊から作り上げられます。手作業で成型され、絵もその都度手書きされるので同じものは二つと存在しません。

一点一点が手作業で作り上げられます

日々の作品と動物の不思議な縁

たこあつこさんの工房を見渡すと猫やしろくま、不思議な爬虫類など、ご本人の手によるものに限らず、動物や植物のモチーフのものが多い事に気付きます。普段の作品でも器に描かれているのはほとんどが動物や植物。動物を飼った経験はないそうですが、不思議と作りたくなるもの、作っていてエネルギーが湧くものが動物や植物のモチーフだったそう。それを物語っているかのように、絵付けの工程では手に持った絵筆が、それ自体が自らの意思で動いているようにサラサラと迷いなく、そしてまるで動物がはしゃぎ回るように楽しそうに器を彩っていきます。
そんな風にしてこのnanairoは、動物たちの生命力を創造の源とする作家さんの手によって作られています。

デザインに込めた想い

4つのデザインを展開するnanairo。それぞれに作り手の思いが込められています。色付きとモノクロのバージョンのある「虹の橋」は動物たちがこの世での生命を全うした後、虹の橋のたもとにある緑の草原が広がる楽園に行き、飼い主を待っていて、飼い主が世を去ったのちに再開し共に虹の橋を渡って天国へ行くという言い伝えをテーマに描かれています。
「新しいお家」は、姿形は変わっても飼い主様のそばに寄り添える新たな居場所としての第2の家を表しています。
「ユーカリの緑」は作者の定番図柄のひとつで、作者自身が結婚を経て現在の工房を構える際、この地で陶芸家として根を下ろすことを決意し新たな窯を買い、それまで使っていた窯では出せなかった緑を初めて自分の窯で出すことができたのがこの「ユーカリの緑」。作者にとっての新たな出発の色です。

どのデザインもnanairoのコンセプトに合った、愛らしさの溢れるものに仕上がっています。

石のプレート

nanairoには骨壺の台座となる石のプレートが付きます。このプレートにはお名前や没年月日を刻印することができますのでご注文の際にお見積もりフォームより入力ください。

オプション

一輪挿し

  • A・・・・・直径:6.9cm×高さ9.9cm/間口:1.7cm
  • B・・・・・直径:7.8cm×高さ 7.0cm/間口:2.8cm
  • C・・・・・直径:5.1cm×高さ8.5cm/間口:1.6cm
  • D・・・・・直径:6.2cm×高さ9.2cm/間口:2.5cm
  • E・・・・・直径:5.9cm×高さ8.8cm/間口:3.2cm

※寸法は目安です。

水差し

  • F・・・・・直径:6.0cm×高さ3.2cm/内径:5.6cm
  • G・・・・・直径:7.1cm×高さ3.5cm/内径:5.9cm
  • H・・・・・直径:7.3cm×高さ3.7cm/内径:5.8cm
  • I・・・・・直径:6.3cm×高さ2.7cm/内径:5.3cm
  • J・・・・・直径:8.2cm×高さ3.4cm/内径:7.7cm

※寸法は目安です。

Aji Glass 祭壇セット

  • 一輪挿し ・・間口1.2cm 高さ10.7cm
  • 水差し・・・直径9.2cm 高さ6cm

※寸法は目安です。

インテリアの中で

和室の片隅に/ユーカリの緑・ドーム型(大)・オプションE・H

飾り棚に/新しいお家・家型(小)・オプションC・I

棚の上に/虹の橋ーモノクロー・ドーム型(小)・オプションB・F

nanairoを制作した思い

子供の頃から、動物が大好きで犬を幼いころから飼っていました。 雑種ですが、目が大きくポメラニアンのようにフサフサしていて梅雨時期なんかは、ライオンのように毛が膨らんでとても可愛い犬でした。

私が大学進学の時に、親元から離れて暮らす事になっていたので、その犬とも夏休みや冬休みといった少しの間しか会えませんでしたが、私が帰省するととても嬉しそうに、尻尾をふって喜んでくれたのを今でもハッキリと覚えています。

卒業間近になり、就職活動の時に「危篤だ」と知らせがあり、私は面接を終えるやいやな走って実家へ帰りました。私が駆け寄ると、もう明らかにしんどそうなのにヨロヨロと私のもとへ歩み寄ってくるのです。それから、すぐに永い眠りについたのですが、そこからが大変でした。当時(約30年前)は、動物を火葬するのにもともて高額な費用がかかり、家族で話し合って役場に電話したところ、「こちらに行って下さい」と1つの住所を教えてもらいました。行ってみると、なんとゴミ焼却炉でした。私は、どうしてもゴミと一緒のところに投げ入れることができないでいると、係の人が下からそーっと燃やしてあげるよと言って下さいました。そして、ごみから少し離れたところで火葬して頂きました。

しかし、骨を持って帰ることもできずしばらく、とても寂しい思いで何をする気もおきませんでした。今で言うペットロスの状態です。

それ以来、犬は飼っていませんが、もしあの時お骨を拾い、そばに少しでも置いておいておけたらと今でも思います。そんな思いで、今では家族同様のペット達への供養となるペットのお墓や骨壺カバーを企画・制作させていただきました。

いつまでもペットと飼い主様が身近な存在でいられますように。

有限会社 杉本工業所
代表取締役 杉本 俊二
なないろプロジェクト一同より